INTERVIEW先輩社員の声
地道な
コミュニケーションの
後に技術力は付いてくる
エンジニアリング業務:
S.Yさん【2004年入社】
責任やプレッシャーが大きい分、
学べることも多い!
私は入社して13年になります。今はエンジニアリング事業のチームリーダーという立場で、現場の施工管理を行なっています。施工管理とは、職人さんの手配や、材料の手配、職人さんにやっていただくお仕事の工程管理など現場全体の監督をするお仕事です。メンテナンス事業のように既存のシステムの保守・点検・検証とは違い、建物のリニューアルに伴う空調やセキュリティ関連の自動制御システムの入れ替えや、既存のものより性能、効率の良いものにし省エネを行うといった現場が主になります。また、設置したシステムを実際に立ち上げて、セットアップするという仕事もあります。
エンジニアリング事業の一番の魅力は職人さん達と一丸となって一つのものを作り上げていくことです。一人で作ったものよりも、みんなで協力してシステムを設置した建物の方が「みんなでこれを作り上げたんだ」とより嬉しく感じます。
その反面、大変な面もたくさんあります。人に動いていただき、それを管理する分、責任やプレッシャーも大きいです。時には間違った指示をしてしまって、職人さんから怒られてしまうこともあります。しかし、そういった厳しさを乗り越えて、一つのシステムを作り上げるからこそ、そこから学べることは大きいと思います。
心がけているのは地道な
コミュニケーションと音への注意!
仕事を行なう上でいつも心がけていることは、人と人とのコミュニケーションです。計装業界は覚えなければいけない知識が多いんですが、それは机上で学ぶよりも現場で身につけることが重要ですし、そのためには一緒に働く職人さんや先輩社員とのコミュニケーションを意識することが大切だと思います。特に職人さんは一番仕事に直結する方々なので、毎日無視されても挨拶をし続けるとか、そういった地道なコミュニケーションを意識するようにしています。
また、これは少し技術的なことですが仕事をやっていく上で、音には細心の注意を払うようにしています。基本的には生きている建物(人が使っている状態の建物)のシステムの変更を行なっていくので、誤って重要な線を切ってしまったりすると、ビル全体の機能が止まってしまうこともあります。しっかり調べてからでないと、迂闊に手を出すことができないという恐ろしさがエンジニアリング事業にはあります。例えば動いている音がいきなり消えたり、変な音が聞こえたり、そういった音で異変に気づくことって結構あるんですよ。
仕事中は特にこの2点に意識を集中させています。
若い社員の育成ができるよう、
自分自身をもっと磨いていきたい。
今までは1つ1つの現場をいかに成功に導くかだけを一生懸命やってきました。しかし、私も部下をもつようになり、これからは若い社員の育成にも力を入れていきたいと思っています。
まだまだ私も未熟な部分がありますが、数々の現場で得てきた実践的な知識や経験はきっと若い社員にとっても役に立つと思います。今後はそういった若い社員への密なコミュニケーションを心がけ、自分が今まで培ってきた知識や経験を若い社員の目線でいかに伝えていけるか、試行錯誤をしながら少しずつ実践していきたいと思っています。それが今の私の目標です。
せっかくやりたいことができる職場環境なので、若い社員にもどんどん意見を言ってきてほしいと思っていますし、逆に私自身もそういった意見から学ぶことが多いと思います。人を育てるのはきっと自分でやるよりも何倍も難しいと思いますが、若い社員とコミュニケーションを重ねながら自分自身もより成長していけたらいいなと思っています。